アトピー性脊髄炎とは

アトピー性脊髄炎  多発性硬化症との違い
多発性硬化症との違い

アトピー性脊髄炎と多発性硬化症は非常に似ている部分もありますが、異なる部分も多くあります。

しかしながら、多発性硬化症だと診断されていても後にアトピー性脊髄炎であったり、アトピー性脊髄炎と診断されていても5年、10年後には実は多発性硬化症だったなどと、多発性硬化症との違いを診断することは難しいことでもあります。

類似疾患である、多発性硬化症を理解することもアトピー性脊髄炎を理解する上で大切なことだと考えます。



多発性硬化症とは

多発性硬化症とは、免疫性神経疾患のひとつで、脳・脊髄・視神経の病気です。Multiple(多数の)Sclerosis(硬い部分)の頭文字を取り、MSといわれています。病変が多発し、古くなった病巣が固く硬くなることにより多発性硬化症という名前がついています。

神経線維は、髄鞘(ミエリン)という膜に覆われています。(神経繊維が電線ならば髄硝はそれを覆うビニールのカバー)自分の体の免疫がなんらかの要因で、自己の髄硝を壊してしまうこと(脱髄)により、神経の伝達がうまくいかなくなりさまざまな症状が起こる病気です。



おもな症状

  1. ものが二重に見えたり、目が揺れたり、視野が欠ける
  2. 手足のしびれや運動麻痺
  3. まっすぐに歩けない、ふらつく、手が震える
  4. ピリピリした痛み、帯状のしびれや痛み
  5. ものが飲み込みにくい、しゃべりづらい
  6. 排尿障害など


治療

  1. ステロイド治療(パルス療法含む)
  2. 血漿交換療法
  3. インターフェロンβ
  4. 各種免疫抑制剤

急性期には、副腎皮質ステロイド薬を使った治療が行われます。症状が重い場合やステロイド療法で改善されない場合には、血漿交換療法や免疫吸着療法が追加されることもあります。
再発を予防するために、インターフェロンβや、各種免疫抑制剤などを使用することもあります。